みなさま、こんにちは。みきです。
『信州/諏訪 霧ケ峰高原 別荘地 ビバルデの丘』
今日のビバルデブログへお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
令和5年 6月 22日 (木)
今朝8:00の気温は11.8℃
お昼12:00の気温は12.1℃
湿度60%天候は雨です。
今回は春にビバルデの丘やその周辺で見られたスミレをご紹介します。
本当はもっと早くまとめたかったのですが、このスミレという植物、かなりの曲者で
スミレだけの図鑑が何冊も出るほど種類が多く複雑なため、
見分けるのが難しい存在なのです。
そのため私個人ではほとんど判断できず、なかなか手を出せずにいました。
しかし先日、霧ヶ峰自然保護センターの方にお聞きして
やっと名前を知ることができたのです!
やはりセンターの方も、種名を断言するのは難しいそうですが
よく見られるものについては詳しく教えていただけました。
まずはこちら
サクラスミレです。
優しい紫色の花弁で大きさは2cmほど、葉は縦長で三角に近い卵形をしています。
ビバルデの丘ではこのスミレが特にたくさん咲いている印象です。
道端にも咲き、春先から5月の終わりごろまで見られるため
見つけやすいと思います。
サクラスミレと並んで多いのがこちら
タチツボスミレです。
少し青みのある薄紫の花弁と、中心にオレンジ色のめしべが見えます。
地面近くに生え付け根が丸まった葉と、めしべの先が丸いことが
判別するポイントの一つだそうです。
タチツボスミレは、遊歩道でもたくさん咲いていました。明るい場所が多いです。
続いてこちら
シロスミレです。
池のくるみについてのブログでもご紹介した、純白のスミレです。
6月、山地の日当たりの良い草原などに生えます。
最後はこちら
ニョイスミレです。
上記のほかのスミレに比べとても小さな花ですが、
白い花弁に中央から濃い紫色の筋が走っていて存在感があり、
また群生するため案外すぐに見つかります。
葉は丸く、ハート型に近い形をしています。
5月中旬から6月中、山地の湿った日陰や水辺の近くなどに生えます。
以上、ビバルデの丘スミレコレクションでした。
今回ご紹介できたものはほんの一部ですが
きっとまだ知らない出会ってもいない、もしくは違いがわからず気付いていない、
そんなスミレがたくさんいるのだと思うとわくわくしますね。
ちなみに「スミレ」という名前は、花を横から見たときの形が
大工道具の「墨入れ」に似ていることからついたと図鑑に書いてありました。
墨入れとは……?と思って調べてみると、確かに似ていたので
見比べるために描いてみました ↓ ↓
墨入れ、面白い形の道具ですよね。
スミレの花の「距(きょ)」と呼ばれる部分が、
墨入れの頭部の丸い形に見立てられたようです。
かわいらしい花が、無骨なイメージの大工道具から名付けられたなんて
意外ですよね。(※諸説あるようです。)
場所や種類によってはまだまだ咲いているスミレもあると思うので
よかったら探してみてくださいね。
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6月14日のブログに、
池のくるみの川の橋が壊れていたと書きましたが
今週の頭に行ってみたところ、
修復が済んでいて普通に渡ることができました。
早急に対応していただけたようで良かったです!